韓国ヒュンダイモーター(現代自動車)と北京汽車の中国合弁、北京現代は2月19日、中国における1月のヒュンダイ車の新車販売の結果を公表した。
同社の発表によると、1月のヒュンダイブランドの中国新車販売台数は、10万8068台。ヒュンダイが中国市場に進出して以来、月販台数が10万台を超えたのは初めてとなった。
ここ数年、ヒュンダイの中国新車販売は急成長。2004年4月には1万台に過ぎなかったが、2008年1月には3万台に到達。2009年4月に5万台を売り上げると、その後は右肩上がりで、2010年9月に7万台、2012年9月に8万台、同年11月には9万台を達成していた。
新車販売が伸びている背景には、2012年に中国第3工場が完成し、年産40万台が可能になったこと。これにより、スムーズな納車が行える体制となった。2012年9月以降は、尖閣問題によって販売が急減速した日本車のシェアを奪った側面も指摘できる。
ヒュンダイによると、車種別では、小型セダンの『エラントラ』が牽引。中型セダンの『ソナタ』や、SUVの『ツーソン』も支持を集めたという。同社は2012年、中国で年間86万台を販売。中国内の自動車メーカーで、4位につけている。