米国の自動車ベンチャーで、プラグインハイブリッド車(PHV)の『カルマ』を生産・販売するフィスカーオートモーティブ。同社の買収に、中国の自動車大手が関心を寄せていることが分かった。
これは2月16日、『ブルームバーグ』が報じたもの。同メディアが独自ソースから得た情報として、「東風汽車がフィスカーオートモーティブに対して、株式の85%を取得したいとの提案を行った」と、東風汽車がフィスカーオートモーティブを買収する可能性を伝えたのだ。
フィスカーオートモーティブは2012年11月から、カルマの生産を停止。これはバッテリーサプライヤー、A123システムズ社が破産を申請した影響だが、フィスカーオートモーティブの資金不足を指摘する声もあった。
そのため、フィスカーオートモーティブは、新たな出資先を求めて、複数のパートナーと交渉を続けてきたとされる。そのひとつが、東風汽車ということだろう。
東風汽車は、中国の五大自動車メーカーのひとつ。日産、ホンダ、PSAプジョーシトロエン、韓国のキアモーターズなどと、中国で合弁会社を設立している。