【MINI ペースマン 発表】3ドアボディの勝算は

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MINI・ペースマン
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ビー・エム・ダブリュー(ジャパン)は、3月2日よりMINI『ペースマン』の販売を開始すると発表した。このペースマンは先日発表された「クラブバン」とは違いボリュームモデルであるという。

MINIマーケティング・ディビジョン プロダクト・マネジメント マネジャーの佐藤毅さんは、これまでの3ドアハッチバックの販売実績などから、このボディタイプが苦手な日本市場でも、MINIブランドは得意分野だと分析する。

さらに、MINIの中での競合はあると思うとしたうえで、「それ以外にこのデザインが好きな方、もしくは、人と変わったものが欲しい方はまだ取り込みきれておらず、そういった人たちには絶対にアピールしていきたい」という。つまり、「MINIというブランドにこだわらず、単純にきれいなデザインのクルマが欲しい、人と違うものが欲しいという切り口で選ばれることもひとつの特徴になるでしょう」

また、『クロスオーバー』のターゲットは、平日は都会に住んでおり、週末はどこかへ出かけたいというユーザーだ。しかし、クロスオーバーは実用的なクルマであることから、100%こういったユーザーを取り込めていなかったと佐藤さんは話す。そこでクロスオーバーの実用性を踏まえ、そこにデザインや個性を追加したペースマンは、「とても欲張りなニーズに応えられるクルマだと思います」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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