1月の日産中国新車販売、22.2%増…5か月ぶりに増加

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日産・シルフィ(北京モーターショー12)
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  • 日産ブース(北京モーターショー12)

日産自動車の中国現地法人は2月4日、1月の中国における新車販売結果を明らかにした。

同社の発表によると、商用車や、輸入車、現地合弁の東風日産を含めた1月の総販売台数は、およそ11万5700台。前年同月比は22.2%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。

中国では2012年9月中旬、日本政府の尖閣諸島国有化発表に反発する大規模なデモが発生。その後、日本車に対する買い控えの動きが出た。この影響で、日産の中国新車販売は、前年同月実績に対して、9月35.3%減、10月40.7%、11月29.8%減、12月24%減と、大幅な落ち込みが続いていた。

今回、日産の1月中国販売実績が22.2%増と、5か月ぶりに回復したのは、昨年1月、中国では大型休暇の旧正月(春節)があったのが大きい。今年の旧正月は2月のため、今年の1月はディーラー稼働日が昨年よりも多かった。

日産の2012年中国新車販売は、およそ118万1500台。前年比は5.3%減と、2003年に中国で現地生産を開始して以来、初めて前年実績を割り込んでいる。

《森脇稔》

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