コマツ第3四半期決算、中国向け建機の販売半減で減収減益

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コマツが発表した2012年4月〜12月(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比21.6%減の1504億円と減益となった。

売上高は同6.8%減の1兆3505億円と減収となった。建設機械・車両部門は、一般建設機械分野では前年同期に比べて北米、日本の販売は増加したものの、中国の販売がほぼ半減したため減収となった。鉱山機械分野では石炭価格の下落の影響を受け、インドネシアを中心に販売は減少したものの、石炭以外の鉱山向けの本体、部品・サービスの販売は堅調に推移。

しかし、一般建設機械分野の落ち込みを、鉱山機械分野で補えず、建設機械・車両部門の売上げは減少した。また、産業機械他部門は、ワイヤーソーの販売が大幅に減少した影響が大きく、売上げは減少した。

収益では、販売数量の減少が大きく、建設機械・車両部門および産業機械他部門とも減益となり、営業利益は同21.6%減の1504億円、売上高営業利益率は前年同期に比べ2.1ポイント下回る11.1%、税引前四半期純利益は同21.6%減の1455億円、同社株主に帰属する四半期純利益は同29.6%減の910億円と、それぞれ前年同期を下回った。

通期連結業績予想は、インドネシア市場で鉱山向けの大型機械・中小型の建設機械の需要減少などを織り込み、下方修正。売上高は前回予測から2.5%減の1兆9200億円、営業利益は12.2%減の2300億円、売上高営業利益率は1.3ポイントマイナスの12.9%、税引前純利益は11.9%減の2220億円、当期純利益は12.1%減の1380億円とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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