米国の自動車大手、フォードモーターは1月24日、2012年の中国新車販売において、フォード『フォーカス』が車名別で最も売れた乗用車になったと発表した。
これはフォードモーターが、大手調査会社のIHSオートモーティブのデータを引用して明らかにしたもの。同社の発表によると、2012年、フォードフォーカスは中国で29万6360台を販売。単一車種としては、最も売れた乗用車になったという。
フォードモーターは2012年、中国で過去最高の62万6616台を販売。前年比は21%増と大きく伸びた。この約半分を、フォーカスが占めたことになる。
同社は2013年、中国市場に小型SUV、2車種を投入してさらなる攻勢に出る。このSUVとは、新型『クーガ』と新開発の『エコスポーツ』。中国で急成長中のSUV市場において、フォードモーターは存在感を増す戦略だ。
フォードモーターチャイナのジョン・ローラー会長兼CEOは、「フォーカスが中国ベストセラー車になった事実は、同車がいかに中国の顧客に愛されているかの証」とコメントしている。