1月5日から1月20日(現地時間)にペルー〜アルゼンチン〜チリ間で開催された、ダカールラリー2013の市販車部門で、トヨタ車体のTLC(チーム ランドクルーザー オートボディ)が準優勝を達成した。
同社は、トヨタ自動車と共に開発・生産している「トヨタランドクルーザー200」をベースとしたラリー車2台で参戦。三橋淳選手/アラン・ゲネック選手が駆る1号車は、第9ステージでリタイアとなったが、ニコラ・ジボン選手/三浦昂選手の2号車が、市販車部門2位、総合部門28位で完走した。
TLCは、昨年に引き続き、今大会もラリー車2台の燃料に同社の活動に賛同する児童・学生、近隣住民、スポンサー、従業員の家庭や会社食堂・保養所などから提供してもらった廃食油から精製したBDF(バイオディーゼル燃料)を使用。BDF100%での参戦に挑戦した。
TLCの森達人監督は「今回のラリーでは、残念ながら市販車部門優勝を勝ち取ることができなかったが、BDF100%を使用したランドクルーザー200での完走を果たすことはできた。今回のラリーで見つかった課題を克服し、次回の参戦では再び市販車部門の王座を奪還できるように万全の準備を進めていきたい」とコメントした。