フォルクスワーゲングループは1月11日、2012年のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は過去最高の574万台。前年比は12.7%増と、2桁増を達成した。
2012年の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が前年比24.8%増の215万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、23.2%増の237万台を売り上げる。
また北米は、前年比25.5%増の62万3300台。このうち米国は、北米専用セダンの新型『パサート』の好調により、35.1%増の43万8100台を販売した。
目覚ましい伸びを見せたのがロシアで、前年比39.6%増の16万4700台。一方、信用不安が続く欧州は、前年比1.2%減の170万台と後退。地元ドイツも1.2%減の58万6100台と、前年実績を下回る。
なお、フォルクスワーゲンブランド(乗用車)の2012年12月単月の世界新車販売は、51万7900台。前年同月比は30.6%増と、3か月連続で2桁増を記録した。
フォルクスワーゲングループのクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「困難な市場環境の中、フォルクスワーゲンブランドの乗用車は強固な伸びを示した」とコメントしている。