全日本空輸(ANA)は、2012年11月のグループ利用実績を発表した。
国際線の旅客数は前年同期比2.0%減の48万4253人となり、2カ月連続でマイナスとなった。利用率は72.2%で、前月より0.6ポイントアップした。
北米方面の旅客数は同20.0%増の10万6891人、ヨーロッパ方面が同12.8%増の5万0995人と好調だったが、アジア・オセアニア方面が領土問題による中国の低迷で同9.3%減の32万6407人と大幅マイナスとなった。
国内線の旅客数は前年同月比7.0%増の343万8985人と、3カ月連続で前年を上回った。利用率は66.7%で前月より0.5ポイントアップした。東京~札幌/大阪/関空/福岡/那覇などの主要路線が順調だった。
貨物・郵便輸送実績は国際線の貨物重量が前年同期比14.2%増の5万1992トン、郵便重量が同35.4%増の2781トンだった。国内線は貨物重量が同5.8%増の4万2624トン、郵便重量が同2.0%減の2693トンだった。