ロールスロイス ファントム、デビュー10周年

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ロールスロイス・ファントムのシリーズ2
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英国の高級車メーカー、ロールスロイスモーターカーズは1月1日、『ファントム』がデビュー10周年を迎えたと発表した。

現在、ロールスロイスモーターカーズはBMWグループの傘下にある。BMWグループは1998年、旧ロールスロイスの自動車部門を買収。しかし、商標権の問題から、BMW傘下になった新生ロールスロイスの量産第一号車の登場は、2003年まで待つ必要があった。

2003年、新生ロールスロイスが満を持して発表した新型車がファントム。2003年1月1日の深夜0時1分、ファントムの量産第一号車が最初の顧客に引き渡された。それから10年が経過した2013年1月1日は、ロールスロイスにとって特別な1日といえる。

ロールスロイスは2012年3月、ジュネーブモーターショー12において、ファントムの「シリーズ2」を発表。デビュー以来初の大幅改良を受け、フロントを中心にフェイスリフト。市販車への標準装備は世界初というフルLEDヘッドランプも装備した。

インテリアは、ダッシュボード中央に、8.8インチの大型モニターを採用。3Dマップのナビゲーションをはじめ、各種情報を表示できる。6.75リットルの直噴V型12気筒ガソリンエンジンは、新開発の8速ATの採用などにより、燃費を10%向上。CO2排出量も388g/kmから347g/kmへ、約10%の改善を果たす。

ファントムは世界の富裕層から確実な支持を得て、この10年、販売が好調に推移。同社のトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは、「ロールスロイスは英国製造業の成功の象徴。10周年を迎えたことを誇りに思う」とコメントしている。

《森脇稔》

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