天井板崩落事故により通行止めを続けていた中央道が、29日夕方に開通することがわかった。
道路を管理する中日本高速会社(金子剛一社長)は、具体的な開通時間について、夕方までに公表する。
また、同社は、通行止め解除と年末年始の利用増により、長い渋滞が発生すると警告する。最大45km(笹子トンネル西坑口付近)の渋滞が起きると予測している。
そのため1月1日から笹子トンネル東京側に位置する大月JCTから分岐する中央道・富士吉田線について無料措置を実施する。
笹子トンネル対面通行を迂回するルートは、大月IC~国道20号~勝沼ICを使うのが一般的だが、国道20号も渋滞する。
20号の渋滞を回避するためには、富士吉田線河口湖IC~国道137号~一宮御坂ICを利用するルートがあったが、富士吉田線を通行すると中央道の通行料金が割高になることや、137号が20号に比べて険しく長いため利用が進まなかった。
この無料措置により、国道137号線を使うルートと国道20号を使うルートの高速道路通行料金が同額となる。高井戸(東京)~名古屋の通行料金(普通車)は、上り方向は7000円、下り方向は7350円となる。