ゼネラルモーターズ・ジャパンから発表された、新型キャデラック『SRXクロスオーバー』は、安全装備やデザインだけでなく、ドライビングダイナミクスにも手を抜いていない。
そう話すのは、ゼネラルモーターズ・ジャパン セールス&マーケティングディレクターのグレッグ・セデウィッツ氏。「このクルマは様々な天候や道路状態でも走ることが出来ます。ハルデックス(Haldex)社と共同開発した最新の四輪駆動システムと、電子制御LSDが搭載されています」。これにより、「前後では100%トルク配分することが出来、リアホイールは左右で85%と15%まで制御することが出来るのです」という。
また、発進時には従来の四輪駆動システムとは違い、前輪のスリップを検知する以前に、あらかじめ、後輪にトルクを配分することにより、トラクションを最適化。発進時の前輪のスリップを最短かつ最小限に抑えている。
セデウィッツ氏によると、シャシーなどのテストに関しては、ニュルブルクリンクでもテストしているといい、その走りに自信を見せた。