スズキは、スズキ福祉車両ウィズシリーズに、新型『ワゴンR』をベースにした『ワゴンR 昇降シート車』を設定し、11月27日より販売を開始した。
ワゴンR 昇降シート車は、スイッチ操作で簡単に助手席の昇降ができる、4人乗車が可能な福祉車両。助手席を車外へスライドさせて車いすの座面に近い高さまで下げることで、車いす利用者の乗り移りと、介助者の負担を軽減するよう配慮している。
新型車は、助手席足元の両側にスイッチを設置。運転席・助手席のどちら側からでも電動シートスライドや電動リクライニングの操作ができるほか、シートの昇降に連動して背もたれを自動でリクライニングすることで、スムーズな乗り降りを実現している。
また、助手席の昇降を簡単に操作できる大型ボタンのワイヤレスリモコンを標準装備。胸部固定用ベルト、フロントピラーアシストグリップ(助手席)、左右アームレスト、専用フットレストを採用した。
さらに、ラゲッジスペースには、折りたたみ式車いすの収納時にバンパーを保護するカバーや、固定する際に便利なラゲッジフックとラッシングベルトを標準装備した。
価格は2WDが141万7000円、4WDが152万9000円。ベース車同様、エコカー減税の免税対象となる。