【メルセデスベンツ Gクラス 発売】4WDの王者を目指したスーパーオフローダー

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8月に、フェイスリフトを行ったメルセデスベンツ『Gクラス』。その中で、AMGの商品力強化は大きなポイントのひとつであるという。

メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画1課の伊藤節弥氏は、メディア向け試乗会の席上で、AMGモデルについて、「最新のエンジンを搭載しました。特に『G63AMG』は、ハイパフォーマンスなやんちゃなオフローダーという、アグレッシブなモデルです」と話す。具体的には、「最新V8ツインターボ5.5リッターエンジンを搭載。さらにAMG専用のチューンナップを施した7G-TRONIC、そして、アイドリングストップまで備えています」。因みにアイドリングストップはこのモデルだけに装備される。そのエンジンは、「従来モデルの『G55ロング』に比べると、出力で37馬力、トルクは60Nm向上しました(それぞれ544ps、760Nm)。インテリアも質感の高いdesignoレザーを使ったインテリアを標準装備しています」

そして、『G65AMG』も登場した。「これは4輪駆動車の王者に君臨するスーパーオフローダーと表現しています。乗ってみるまではきっとめちゃくちゃなクルマだろうと想像していました。しかし、このシャシーに12気筒のエンジンを搭載するという、非常に困難なことをやったにもかかわらず、12気筒のスムーズさが生きているクルマで、高級というのはこういうことなのかと思わせる仕上がりになっています」という。「多分AMGがこのモデルを開発するにあたっては、相当苦労したのだろうと思いますが、特にこれが単なる乱暴なモデルではないという仕上げ方をするというのは、ある意味AMGならではのことなのかなと思います」と述べる。伊藤さんは、「これを購入するユーザーには、AMGが一生懸命に、このクルマを作ったというロマンを買ってもらえるのではないかと思っています」と笑う。

価格は、「『G550』は1340万円。従来モデルから装備が大幅に充実していますが、価格は据え置きです。G63AMGも『G55AMG』から据え置きの1780万円。そして、G65AMGは3250万円です。フルスロットルで612馬力を楽しむというだけではなく、普段の街乗りで、しれっと乗るというのも味わってほしいです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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