日野自動車の白井芳夫社長は10月16日、都内で会見し、22回目の参戦となるダカールラリーについて「常に高い目標を掲げ、モノづくりへの情熱を燃やし、挑戦し続ける日野スピリッツの象徴」と述べた。
会見で白井社長はダカールラリーに参戦し続ける理由について「日野をグローバルブランドとして醸成すること。日野の技術力、整備力を世界の舞台で実証すること。そしてダカール参戦という同じ目標に向かって関係者の力をひとつに結集するため」と語った。
さらに「ここ数年、未曾有の世界同時不況や東日本大震災など経営環境を圧迫することが続いているが、このような厳しい環境下だからこそ、決してあきらめず、挑戦し続ける、日野スピリッツの火を絶やさず、世界に向けて発信すべきと考えた」と強調。
その上で「2013年の大会では排気量10リッター未満クラス4連覇とともに、トラック部門でも総合上位入賞を狙い、日野の高い技術力、そして整備力を実証して欲しい」との目標を示した。