日野自動車は、2013年1月5日にペルーのリマをスタートする「ダカールラリー2013」のトラック部門に、菅原義正氏率いるチームスガワラと共に、「日野チームスガワラ」として、『日野レンジャー』2台で参戦すると発表した。
日野は、2014年大会でのトラック部門の総合上位を目標に、3年間をかけて新型レーシングトラックを開発する計画に着手。その初年となる2012年大会では、エンジンのミッドシップ化などを行い、排気量10リッター未満クラスの3連覇と総合9位という結果を残した。2年目となる2013年大会では、日野の21年のダカールラリー参戦の歴史で、初めて電子制御(コモンレール式)エンジンを1号車に搭載するなど、新しいパワーラインを載せたレーシングトラックで挑戦する。
1号車は、ダカールラリーに連続30回参戦のギネス世界記録を持つ菅原義正氏が搭乗。2号車はリアボディの剛性の向上など性能を成熟させ、菅原義正氏の次男である菅原照仁氏が搭乗して排気量10リッター未満クラス4連覇を狙う。
レースを支えるメカニック5人のうち4人は、全国の日野販売会社から公募選抜、北海道日野自動車、横浜日野自動車、徳島日野自動車、香川日野自動車から各1人の計4人が参戦する。