トヨタ自動車の常務役員でレクサスブランドを統括するレクサスインターナショナルの伊勢清貴プレジデントは発表した新たなレクサス『LS』について、「スピンドルグリルの艶の出し方や色具合は、かなりこだわって決めた」と明かす。
伊勢氏は10月11日に都内で開いたLSの発表会後、一部報道陣に対し、「スピンドルグリルの中の横棒は艶の出し方、色具合が、ものすごい微妙で、本当に今回のLSでは試作品をいろいろと作って、いろんな色を塗り、様々なところで見てみて、本当に最後の最後までやって決めた経緯がある」と述べた。
「ディーラーでの見え方であったり、太陽光での見え方であったりと、一番大事なところなので、簡単に作っているわけではなくて、艶、コーティングのところはかなりこだわって決めた」と改めて強調した。
また『GS』から導入を始めたスピンドルグリルに関して「折れ点をどこにもってくるかで雰囲気が変わる。例えば『RX』や『ES』は、ちょっと下の方で折れている。そうすると下の開き方が少なくなり、ちょっとおとなしめになる。LSはどんと迫力があって、車格にあった感じが出ている」と解説した。