KEN OKUYAMAのデザイン哲学は“モダン・シンプル・タイムレス”

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IDC大塚家具とKEN OKUYAMA DESIGNがインテリア分野で事業提携
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  • KEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏

ピニンファリーナでフェラーリやマセラティをデザインしていた奥山清行氏が主宰するKEN OKUYAMA DESIGNは、総合インテリア販売の大塚家具と事業提携を行うこととなった。

「私自身のデザイン哲学は、“モダン・シンプル・タイムレス”という3つの言葉に集約されます。せっかく山を崩し、木を切って、モノを作るからには、昔からあるモノの焼き直しではなく、新たな価値を乗せています。人間は新しいモノが好きです。新しいモノは常に考えていきたいなと思っています」と述べるのはKEN OKUYAMA DESIGN代表の奥山清行氏。

そのシンプルなモノとは、「飽きずに長年に渡って使っていける。それが結果的に長い時間に渡って使ってもらえるタイムレスな商品として残ります」とし、その一例として、「ミッドセンチュリーの頃に使われた商品も、実はモダンでシンプル。その結果としてタイムレスな商品になったモノになったのです。僕らもそういったモノを作っていきたいなと考えています」という。

奥山氏は、その時に重要なことは、“Beyond expectation(ビヨンド・エクスペクテーション)”だとする。「もともとその商品が持つ価格帯を上回る価値を僕らが提供するということが非常に重要なのです」。そのカギは2つある。「日本の市場が必要としている寸法やクオリティ、素材などを、出来たモノから直すのではなく、最初の段階からこのことを踏まえて開発すること。そして、世界中にあるパートナー(家具などを作っているところ)が持つ一番強い部分。例えば、職人技であったり、量産の腕であったりとかを生かした商品作りを最初から行うことが、無駄を省く開発につながります」

その結果、「今まで上のセグメント、クラスであったデザインや品質などが、その下の価格帯で手に入るという素晴らしい結果に結びつくことが出来たと思います」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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