【プジョー 208 発表】ダウンサイズ、軽量化、UI刷新…3つの大きなチャレンジ

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プジョー・シトロエン・ジャポンから発表されたプジョー『208』は、開発にあたって3つの大きなチャレンジをした。

208コンソリデーションマネージャーのクリストフ・クロシャール氏は、そのチャレンジについて、「取り回しが楽になるように、ボディをできるだけコンパクトにしながら、同時に室内にはたっぷりとしたスペースを確保すること」だと話す。具体的には、「フロントのオーバーハングは歩行者保護に関する最近の法律改正を受け、(207に対して)75mm短くし、リアのオーバーハングも10mm詰め、よりコンパクトにしました」。また、「ホイールアーチをできるだけ小さく見えるようにデザインし、タイヤとのバランスをとっています」と話す。

更に、「デザイン全体の徹底的な見直しと、よりコンパクトなフロントシートバックの採用、そして、リアシートを10mm後ろに下げた結果、リアシートのニールームは50mm拡大され、大きな余裕が生まれました」

2つめのチャレンジは燃費の向上であった。「車重の軽量化を徹底し、207に比べ最大で100kgの軽量化を実現し、新たに開発された1.2リッター3気筒エンジンは、フリクションロスを大幅に低減し、燃焼効率などあらゆる部分で徹底的に高効率化を図っています」

インテリアにおける大きなチャレンジは、運転席を新しい観点で設計することだったとクロシャール氏。「数多くのテストを繰り返し、情報をドライバーの目の高さに表示する方法を探りました。これは、ドライバーが運転中に頭を下げて情報を見る動作をなくしたかったのです」と説明。その結果、「ステアリング径を380mmから350mmへと30mm小さくすることでそれを解消させました。更に中央に配置した7インチのタッチパネル式液晶ディスプレイを採用することにより、沢山の情報が操作可能になったのです。また、ほとんどのコントロールスイッチが、ステアリングやタッチスクリーン上に配置され、ドライバーの手の届く範囲で操作できるようになりました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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