【プジョー 208 発表】80年以上続く 200シリーズの新世代モデル登場

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プジョー・シトロエン・ジャポンはプジョーの基幹モデル『208』を11月1日より発売開始することを発表した。

同社代表取締役社長の上野国久氏は、「208はプジョーの歴史を紡いできた、プジョー200シリーズの新世代モデル。プジョーの最量販車種であるとともに、プジョーブランドの価値を象徴する存在でもあります」と位置付ける。

その200シリーズの歴史は、1921年の『201』から始まる。「プジョーで3ケタの数字名称を与えた最初のモデルであり、独立懸架サスペンションを備えた世界初の量産車でもあります。1929年10月24日、ニューヨーク証券取引所で株価が暴落し、世界大恐慌が起こりましたが、プジョーはこの201で歴史的な経済危機を乗り越えました」

そして、「『202』は1938年に生産が開始。ラジエーターグリルにヘッドランプを埋め込んだ斬新なスタイル。また、軽量化が図られたボデとエアロダイナミクス効果により、時速100kmを超えるパフォーマンスを誇り、第2次世界大戦直後までプジョーの中核車種でした。『203』の登場は、1948年のことです。戦後の混乱期から立ち上がろうとする欧州で、先進装備を取り入れて販売され、11年間生産されたロングセラーモデルとなりました」と話す。

「『204』は1965年に登場。(1969年~1971年の)3年間にわたって文字通りフランスではベストセラーカーとなったモデルです。当時としては画期的な横置きエンジンの前輪駆動を採用し、ピニンファリーナのデザインとともに、現在のプジョーの礎を築いたモデルです。『205』は1983年から13年間で500万台以上が生産され、欧州でのコンパクトカーにおけるプジョーのリーディングポジションを確立したモデルです。特に205GTIは日本でも多くのファンを獲得し、エポックメーカーとなりました」

更に、「『206』は1998年にパリサロンでデビュー。日本では翌1999年に発売が開始されると同時に、多くの人々から支持され、日本でのプジョーを飛躍させる原動力となりました。『207』は2006年に生産が開始され、日本では2007年3月に『206』の後継車として販売を開始。様々なボディタイプを展開しました」と述べた。

上野氏は、「200シリーズは80年以上にわたってプジョーの価値を具現化し、革新しつづけてきました。そして、この208はその歴史に連なるもので、今後長く愛されるクルマになるであろうと確信しています」とその期待を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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