GMの欧州部門のオペルは9月20日、ハンガリー・セントゴッドハードにおいて、新エンジン工場の開所式を行った。
新エンジン工場は、オペルが5億ユーロ(約500億円)を投資して建設していたもの。800名以上を雇用し、燃費性能に優れるガソリン&ディーゼルエンジンを、年間50万基生産する計画だ。
まずは年内に、1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンの組み立てを開始。この新エンジンは8月下旬、モスクワモーターショー12でワールドプレミアされた新型『アストラセダン』など、『アストラ』シリーズ各車に搭載する。
このエンジンは、ゆとりのトルクと高い燃費、低いCO2排出量を両立。排出ガス性能は、欧州の最新基準のユーロ6を満たす。
オペルのトーマス・セドラン取締役会会長代行は、「2016年までに23の新型車と13の新エンジンを開発する。多くのエンジンが、このセントゴッドハードで組み立てられることになるだろう」と語っている。