トヨタ自動車はジャカルタモーターショー12でプレスカンファレンスを開催した。布野幸利副社長はカンファレンス後、インドネシア市場の位置づけについて問われ「インドネシアはトヨタの新興国戦略の柱といえます」と話した。
「今年は100万台に届くか届かないかという販売規模ですが、インドネシアはその2〜3倍の市場規模になる可能性を持っています」と期待を述べた。
さらにインドネシア現地におけるサプライヤーとの関係については「自動車産業の裾野に位置する企業まで、積極的に育成していきたいという方針です」とした。
「世界的にみると、リスクのないところはないと言えます。中国、タイ、然りです。そのためリスクを分散しながらバランスをとって成長する必要があります。そうした観点からもインドネシアはひとつの柱として欠かせないのです」と方針を示した。