【メルセデスベンツ SL65AMG 発売】気付く人にはわかってもらえる

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メルセデスベンツ・SL65AMG45周年記念モデル
  • メルセデスベンツ・SL65AMG45周年記念モデル
  • メルセデスベンツSL65AMG(欧州仕様)
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メルセデス・ベンツ日本はV12気筒エンジンを搭載した、『SL65AMG』の販売を開始した。

『SL63AMG』との違いについて、同社商品企画・マーケティング部製品広報課の山路聡司さんはV8気筒エンジンとV12気筒エンジンの違いがメインだと話す。因みにこのエンジンは『Gクラス』と『CLクラス』、『Sクラス』の各65AMGに採用されているものだ。

エクステリアでの違いは、「フロントのアンダーグリルがクロームになること。そして、リアホイールが19インチに対して20インチになります(フロントは19インチのまま)。また、リアのマフラー形状が変更されました」。インテリアは、「シートはダイアモンドステッチを採用。また、ヘッドレスト下にAMGのエンブレムをエンボス加工してあり、これもAMG65専用です」と話す。山路さんは、「違いがわずかではありますが、気付く人にはわかってもらえるようにしているのです」という。

また、「エンジンは、新設計のターボチャージャーや燃焼システム、吸排気システムを採用することで、630PS(従来比+18PS)となりました。更に、AMGスピードシフトプラス7G-TRONICを12気筒モデルに初搭載するとともに、ECOスタートストップ機能を装備することで、17%燃費が向上しています」。この経済性向上は、「他のSLと同様に最先端のボディ技術を駆使したフルアルミボディを採用した結果、従来モデルと比べ約170kg軽量化に成功したことも一因でしょう」

山路さんは、SL65AMGについて、「クルマとして楽しんでもらえるということが一番の特徴です。クルマ業界が燃費志向などに向かっている中で、もちろんAMGも環境適合性などは採用してはいますが、あえて、クルマとしての楽しみを十分に感じてもらえるようにしているのです。そういう意味では、通常のSLよりもAMGはそのカラーは強いでしょうね」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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