8月のヒュンダイ世界新車販売、3年ぶりのマイナス

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韓国のヒュンダイモーター(現代自動車)は9月3日、8月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は29万3924台。前年同月比は4.6%減と、2009年5月以来、3年ぶりに前年実績を割り込んだ。

海外では8月、25万7974台を販売。前年同月比は0.4%増と、6月の7%増、8月の3.8%増に対して、一段と伸び率が鈍った。その内訳は、海外生産分が14%増の20万4641台と、引き続き好調。輸出分は5万3333台で、前年同月比は31%減と、2か月連続で前年実績を下回る。

海外では、依然として米国での新車セールスが好調。8月としては過去最高の6万1099台を販売し、前年同月比は4.4%増と24か月連続で前年実績を上回った。

小型車の『エラントラ』が、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペ投入の効果で1万7989台を売り上げ、前年同月比は9.5%増と2か月連続で増加。入門コンパクトカーの『アクセント』も、前年同月比2%増の5398台と回復している。

また、地元韓国の新車セールスは失速。8月の韓国新車販売は3万5950台にとどまり、前年同月比は29.9%減と4か月ぶりに前年実績を下回った。SUVは0.6%増の6935台と、4か月連続のプラスを維持。これは、新型『サンタフェ』投入の効果だ。

一方、バスやトラックを含む商用車は、54%減の6091と、大幅なマイナス。乗用車も26.3%減の2万2924台と、6か月連続で前年実績を割り込む。

《森脇稔》

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