ドイツの高級車メーカー、アウディは9月4日、メキシコに建設する新工場の場所を、プエブラ州サンホセチアパに決定したと発表した。
アウディは2012年4月、メキシコで2016年から現地生産を行う計画を公表。同年5月には、生産車種がSUVの『Q5』になるとアナウンスしていた。
今回の発表は、これらに続くもの。アウディ取締役会と、アウディの親会社のフォルクスワーゲングループ取締役会は、メキシコ中央のプエブラ州サンホセチアパを工場の建設場所に選定した。
新工場は2013年半ば、建設工事に着手。2016年に操業を開始し、Q5を年間15万台生産する計画だ。同工場製のQ5は、米国などの海外市場にも輸出される予定。輸出に有利な点も、プエブラ州サンホセチアパが選ばれた理由だ。
アウディ取締役会のルパート・シュタートラー会長は、「メキシコ新工場がアウディのグローバル市場、とくに米国市場での成長に重要な役割を果たすだろう」と語っている。