アウディが2012年3月、ジュネーブモーターショー12でワールドプレミアした新型『A3』。同車の衝突安全テストの映像が、ネット上で公開されている。
これは8月29日、ユーロNCAPコンソーシアムが公表したもの。ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで実施。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で行われる衝突テストとして知られる。
新型A3の大きな特徴が、フォルクスワーゲングループが新開発した「MQB」と呼ばれる新型プラットフォーム(車台)の採用。さらに、ボンネットやフェンダーをアルミ製とし、エグゾーストシステムや室内の軽量化にも取り組んだ。この結果、「1.4TFSI」グレードの車両重量は1175kgと、現行比で80kgの軽量化を達成する。
ユーロNCAPの新型アウディA3のテスト結果は、成人乗員保護性能34点、子ども乗員保護性能42点、歩行者保護性能27点、安全補助装置の有無6点で、合計ポイントが109点。総合評価は、最高の5つ星だ。
2011年8月の新型アウディ『A6』の95点を上回る結果を残した新型A3のテストの様子は、動画共有サイト経由で見ることができる。