シトロエンは8月31日、『DS3カブリオ』の概要を明らかにした。実車は9月27日、フランスで開幕するパリモーターショー12で初公開される。
DS3カブリオは、シトロエンの新たな高級レンジ、「DSシリーズ」の最初のラインナップとして、2009年に登場した『DS3』のオープンバージョン。プレミアムコンパクトカーという性格はそのままに、爽快なオープンエア走行が楽しめるDS3を提案した。
注目のルーフは、天井部分だけが開閉する電動キャンバストップ。これは、フィアット『500C』などと同様の方式だ。DS3では、キャンバストップの開閉時間は16秒。120km/hまでなら、走行中でも開閉できる。また、キャンバストップは全開だけでなく、途中の2段階まで開くことも可能。
さらに、プレミアムカーらしく、キャンバストップの色は3色設定。ブラック、ブルー、そして、「DS」のロゴマークで全面を覆った仕様の3タイプから選択できる。
オープン化に伴う重量増を、抑えているのもDS3カブリオの特徴。ハッチバックのDS3に対して、車両重量をプラス25kgに抑えた。これは、簡易的なキャンバストップ方式採用の効果だ。
DS3カブリオは、パリモーターショー12でワールドプレミアされた後、2013年初頭に欧州で発売される予定。シトロエンは、「同クラスのオープンカーで唯一、大人5名が乗車できるモデル」と説明している。