スズキは8月29日、ロシアで開幕したモスクワモーターショー12において、『グランドビターラ』(日本名:『エスクード』)の改良モデルを初公開した。
スズキは2012年7月、日本国内向けのエスクードを改良。今回、ロシアでワールドプレミアされたグランドビターラも、改良の内容は日本仕様に準じる。
外観は、フロントバンパーのデザインを変更。フロントグリルには2本のフィン形状をデザインし、精悍なデザインとした。このフロントグリルからヘッドランプまでを黒くつなげ、一体感を持たせたのも特徴だ。ボディサイドには、クロームのモールを追加。アルミホイールも17インチは8本スポーク、18インチは10本スポークと、デザインを一新する。
また、フロントアンダーガーニッシュ(スキッドプレート)には、スズキが新開発したSSPP(スズキ・スーパー・ポリプロピレン)素材を採用。スズキによると、環境に配慮しながら、材料着色化に優れ、従来よりも約10%軽量に仕上げられるメリットがあるという。
日本仕様では、改良を機に、バックドアのスペアタイヤを廃止。しかしロシア向けは、引き続き装備される。
日本仕様にはないモデルとして、現地では引き続き3ドアもラインナップ。今回の改良では、シートの素材が見直されたが、3ドアと5ドアではファブリック素材のデザインを変えて、異なるキャラクターを表現している。