日本カーモデラー協会は8月29日・30日の2日間、科学技術館(東京都千代田区)にて「クレイモデルエキシビジョン2012」を開催している。
モデラーという仕事の一般認知を広めること、また後継者への啓蒙活動を目的とし、国内自動車メーカーのモデラーが集まり2005年より行われている今イベント。「ライバルである各社のモデラーたちが年に一度集まり、情報交換したり、イベントを通じ学生や子供と触れ合うことで、とても良い刺激となる有意義なイベントです」と日本カーモデラー協会会長の井ノ口晃司氏は語る。
会場では、スケールモデルや造形物、2輪モデルなど、各メーカーのプロが製作したモデリング展示、クレイモデルから3Dスキャナーで取り込んだレンダリング映像の3D投影デモ、学生によるデザインコンペ入賞作のモデラー育成講座、こどもカーモデラー教室など盛りだくさんの内容となっている。
特にプロのモデラーに直接触れ合うことができ、自身のデザインがモデル化されるモデラー育成講座では、学生たちが活き活きと実技指導を受けていた。
クレイモデルエキシビジョンは、30日も午前9時からから午後4時まで開かれる。入場無料。