BMWの二輪部門、BMWモトラッドは8月6日、7月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は1万0140台。前年同月比は6月の13.2%減からは持ち直したものの、8.3%のマイナスだった。
市場別でとくに販売が落ち込んだのは、南欧エリア。欧州の信用不安の影響で、南欧での需要は下降している。その一方、BMWによると、ドイツ、フランス、スイス、日本、ベルギー、南アフリカの各国では、堅調な販売実績を残したという。
また、BMWグループ傘下のイタリアのハスクバーナ(HUSQVARNA)モーターサイクル社は7月、494台を販売。前年同月比は42.8%の大幅減で、6月の81.1%増から一転、マイナスに転じた。2012年1‐7月では、前年同期比30.4%増の5729台と、プラスを維持している。
BMWモトラッドは7月、『C600スポーツ』と『C650GT』を発売したばかり。9月には、『F700GS』と『F800GS』をリリースするなど、新車攻勢をかける構え。
BMWモトラッドの2012年1‐7月累計新車販売は、前年同期比3.2%減の6万9329台。同社のハイナー・ファウスト取締役は、「新型車の積極的な投入により、昨年打ち立てた過去最高の販売記録の更新を狙う」とコメントしている。