スズキは8月9日、9月に発売予定の新型『ワゴンR』に搭載する「エネチャージ」(新回生システム)など新開発の低燃費化技術群を発表した。
新型車の燃費(JC08モード)は現行モデルの23.6km/リットルから一気に5.2km/リットル(約22%)向上して28.8km/リットルとなる。全高1550mm以上のハイトワゴン軽自動車では現在、ダイハツ工業の「イーステクノロジー」を採用した『ムーヴ』が27.0km/リットルでトップだが、新型ワゴンRはこれを上回る。
スズキの本田治副社長によると、新型車は同日発表した低燃費化技術群だけでなく、「エンジンなどパワートレイン、および車両の軽量化でも大幅な改善を図った」という。
約22%の燃費向上のうち、「低燃費化技術群は3分の1程度、残り3分の2がパワトレや軽量化による」としており、既存技術分野での改良も大幅に実現したことになる。