トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は8月1日、7月のインド新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万4574台。前年同月比は7%増と、6月の22%増に対して伸び率が鈍った。
成長が鈍った要因が、2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクト、『エティオス』シリーズの失速。同車の7月販売台数は、6024台にとどまった。前年同月比は9.4%減と、デビュー以来、初めてマイナスに転じている。
一方、このエティオスを上回る人気を集めたのが、ミニバンの『イノーバ』。改良モデル投入の効果で、7月は前年同月比39%増の6678台を販売した。SUVの『フォーチュナー』も24%増の1316台と、マイナーチェンジの効果が持続。『カローラアルティス』は540台を売り上げた。
TKMのサンディープ・シン常務は、「7月の成長はイノーバとフォーチュナーによるもの。エティオスの販売は減少したが、7月は南アフリカ共和国に1488台を輸出した」とコメントしている。