日産、メキシコ第3の生産拠点を着工開始

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日産自動車は9日、メキシコ・アグアスカリエンテスにおける新工場の建設に着工したと発表した。

メキシコにおける第3の生産拠点となる新工場は、メキシコ国内および海外市場での日産車への需要の高まりに対応し、生産能力を増強するために建設。投資金額は20億ドル(約1600億円)。

同日行われた定礎式には、メキシコのフェリペ・カルデロン大統領、アグアスカリエンテス州のカルロス ロサーノ・デラトーレ知事、日産の今津英敏生産担当副社長、日産アメリカズ地域ヴァイスのビル・クルーガー ・チェアマン、ホセ・ルイス・バルス メキシコ日産社長、およびアルマンド・アビラ同社生産担当副社長が出席した。

新工場は、アグアスカリエンテス州南部の空港近くに位置し、敷地の広さは430ヘクタール以上。第1段階として、年間17万5000台の小型車を生産する。計画実行に向けて、日産は新たに3000人を雇用し、さらに約9000人の間接的な雇用も創出する。さらに、新工場内には、サプライヤーパークと品質確認のための試験場も建設する予定。

新工場の第1段階の建設は、過去最短となる20か月で完了し、2013年末までに稼働を開始する予定。生産量の拡大は、工場内のサプライヤーパークおよび、同国内を拠点とするサプライヤーがサポート。日産がメキシコで生産する車両部品の80%を同国内から調達する。

《纐纈敏也@DAYS》

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