ホンダの中国における四輪車生産販売合弁会社である東風本田汽車(東風ホンダ)は10日、第2工場(湖北省武漢市)の生産開始を祝う開所式を行った。
式典には、湖北省武漢市政府関係者や徐平東風汽車董事長、ホンダの伊東孝紳社長らが出席した。
第2工場は第1工場の北東約4kmに位置し、ホンダの先進生産・環境技術を導入。塗装工場のショートプロセス化と廃熱再利用によるCO2排出削減や樹脂加工の水性プライマー採用によるVOC排出抑制は、いずれも中国でトップレベルとなる。
また、世界で初めて搬送の高さを自在に設定できるドア収納型フルパレット搬送組立ラインの導入や、作業員の歩行数を最小限に抑えたバリアフリー工程の採用など、「人に優しく高効率な工場」として設計されている。
第2工場稼働時の年間生産能力は10万台で、翌年に12万台へ拡大し、将来的には24万台まで引き上げる予定。第1工場の年産24万台と合わせて2014年には東風ホンダで36万台の生産能力を整備する見込み。
東風ホンダは2003年に東風汽車とホンダ、そしてホンダの中国法人が合同で出資したて設立した合弁会社で、CR-V、シビック、スピリア、CIIMO、エリシオンをラインナップする。