セントラル硝子がEV向け電池部品会社を清算、事業展開見直し

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セントラル硝子は、7月9日の取締役会において、中国・山東石大勝華との合弁契約を解消し、同社との合弁会社である東営盛世を清算することを決議した。

セントラル硝子は、同社独自の製法によるリチウムイオン電池用LiPF6高濃度溶液の製造を行う目的で、2010年12月に山東石大勝華との合弁会社を設立。合弁会社設立後、両社は合弁事業の開始に向けて協議を続けてきたが、最終的に条件が折り合わないなど、合弁事業を継続することが困難となったため、合弁を解消することとなった。

顧客への製品供給については、当面、自社工場からの供給で対応できるため、支障はない見込み。また、山東石大勝華および関係会社とは、今後もリチウムイオン電池用原料の取引を友好的に継続することで合意している。

セントラル硝子は、リチウムイオン電池用電解液の事業展開について、顧客開拓は順調に進んでいるが、電気自動車の市場投入や普及の遅れから、生産拠点計画を見直すとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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