新生サーブに大問題が浮上…「サーブのロゴとエンブレムが使えない」

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サーブグループとスカニアが保有するサーブのロゴとエンブレムの商標権
  • サーブグループとスカニアが保有するサーブのロゴとエンブレムの商標権
  • サーブの商標問題について伝える『オートモーティブニュース』欧州版

13日、破産を申請していたスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(以下、サーブ)を買収すると発表したナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン社(以下、NEVS社)。同社による新生サーブ計画に、大きな障害が立ちはだかっている。

それは、サーブの商標権に関するもの。実はサーブのロゴとエンブレム(グリフィンマーク)の商標権は、トラックメーカーを含めたサーブグループと、同じくスウェーデンのトラックメーカー、スカニアが保有。これはかつて、サーブとスカニアが共同企業体だった時から続いており、サーブのロゴとエンブレムをNEVS社が使用することは、現時点では認められていないのだ。

しかし、NEVSは新生サーブ計画に、サーブのロゴとエンブレムは不可欠と判断したもよう。27日、『オートモーティブニュース』の欧州版の取材に対して、スカニアの広報担当者は、「NEVS社は我々の許諾がなければ、サーブのロゴとエンブレムは使用できない。現在、NEVS社との間で、この問題について協議中だ」と話したという。

《森脇稔》

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