燃料電池分野での提携を協議してきたと伝えられるBMWとGM。その協議が、打ち切られたことが分かった。
これは27日、『ブルームバーグ』が報じたもの。同メディアの電話インタビューに応じたBMWの広報担当、アレクサンデル・ビルゲリ氏は、「GMとの協議は続いている。しかし、もはやその協議は、燃料電池に関するものではない」と話したというのだ。
BMWグループのノルベルト・ライトホーファー会長は2012年3月、ジュネーブモーターショー12の会場で、燃料電池など将来の技術開発分野において、GMと提携に向けた協議を行っていることを明らかにした。それから3か月を経て、燃料電池分野での提携協議は打ち切られたことになる。
この背景には、トヨタ自動車の存在がありそうだ。BMWとトヨタは29日、何らかの記者発表を行うことを公表済み。その内容は、両社の提携を燃料電池分野にまで拡大することと見られている。