シトロエンは20日、新型コンパクトセダン、『C-ELYSEE』の概要を明らかにした。実車は9月、フランスで開催されるパリモーターショー12で初公開される。
シトロエンはプジョーとともに、PSAグループを形成しているが、C-ELYSEEはプジョーが5月末に発表した新型車、『301』と基本を共用する兄弟車。301同様、シトロエンC-ELYSEEは、主に新興国をターゲットにしたコンパクトセダンだ。
もちろん兄弟車とはいえ、プジョー301と共用しているのは車台やエンジンなど、メカニズム面が中心。外観は、フロントマスクやテール部分のデザインなどに、シトロエンのアイデンティティが表現される。
シトロエンC-ELYSEEは、クラス最大級の2650mmのホイールベースを採用。ファミリーカーとして使える室内空間を備える。トランク容量は、506リットル(VDA計測法)だ。
シトロエンC-ELYSEEは年内に、スペイン工場で生産がスタート。まずはトルコ、中央ヨーロッパ、アルジェリアなどの市場で発売される。