23日、フィアットとマツダが、次期『ロードスター』(海外名:『MX-5』)ベースのオープン2シータースポーツカーの開発・生産に向けた協議を開始すると発表。これに関して、フィアットのトップが興味深い発言を行った。
29日、フィアットのジョン・エルカーン会長が、イタリアで開催された同社の年次株主総会に登壇。同会長は、「フィアットがマツダの株式を所有する計画はない」と述べたのだ。
同会長のこの発言は、フィアットとマツダの協力関係は一定の分野に限ったものあり、資本提携にまで踏み込む可能性は低いことを示唆したもの。
フォードモーターが筆頭株主ではなくなったマツダは、自動車業界再編のカギになると見られていた。そんな中でのフィアット会長の発言は、注目できる。