スペインGPでF1初勝利を飾ったパストール・マルドナド(ウィリアムズ)は、モナコGPの優勝候補に挙げられるまでになった。彼自身は、2012年シーズンが大接戦となっている状況を踏まえ、連続優勝の可能性は難しいとしながらも、所属するウィリアムズの堅調さを強調した。
「ウィリアムズはまだ100%のポテンシャルを出し切ってはいない。したがって今はまだベストチームではないが、はるか彼方の目標というわけでもない。あと少しのところまで来ている。あと一歩でベストチームだ!」
モナコの見通しについては、ウィリアムズの性能には期待しつつも、モンテカルロではそのペースを活かせるようなクリアトラックを見つけるのが難しいと語る。
「GP2時代、そしてワールドシリーズbyルノー時代に、モナコでは優勝も、いいレースも経験してきた。去年は6位まで追い上げたが、このタイプのトラックはトラフィックが絡んだ不測の事態が常に起こりうる(昨年のレースはルイス・ハミルトンと接触してリタイア)。トラックコンディションも常に変転するし、楽なレースにはならないね」