中国で4月に開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)。浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)傘下の吉利汽車は、「ENGLON」ブランドの『SC7-RS』を初公開した。
吉利汽車は、中国・浙江省に本拠を置く民族資本のメーカー。1986年に設立され、1997年から自動車事業に参入した。2003年からは、海外市場への輸出も開始。親会社の浙江吉利控股集団は2010年、フォードモーターからボルボカーズを買収したことで有名だ。
北京モーターショー12で初公開されたSC7-RSは、吉利汽車の自主ブランド、「ENGLON」から登場したモデル。吉利汽車は英国名物のロンドンタクシーの製造会社、ロンドン・タクシー・インターナショナル社を買収し、新型ロンドンタクシーをENGLON『TXN』の名前で発表。その一般ユーザー向け車両として、『SC7-RV』もリリースしている。
SC7-RSは、このSC7-RVの派生セダン。ハッチバックボディの後部を、独立したトランクを備えたセダンボディに変更したのが特徴だ。中国で人気の高いセダンをラインナップすることで、「SC7」シリーズのユーザー層の拡大を目指す。