23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)。地元中国の自動車メーカー、江淮汽車(JAC)のブースでは、新型FRスポーツクーペ、『Heyue SC』が視線を集めた。江淮汽車は1964年、安徽省に設立。中国の民族系自動車メーカーで、トラックなどの商用車を得意とする。年間生産台数は、約45万台。ミニバンの『瑞風』は、中国MPV市場においてトップシェアを誇る人気だ。日本には2006年、JAC設計センターを置いている。同社が北京モーターショー12で初公開したのが、『Heyue SC』。駆動方式FRのスポーツクーペだ。同車は中国のTong Jian社が2009年の上海モーターショー09に、コンセプトカーの『S-11』として出品していたモデル。Tong Jian社と江淮汽車との合意により、量産バージョンは江淮汽車から、Heyue SCのネーミングでデビューすることになった。Heyue SCには、2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。最大出力は163ps、最大トルクは22.1kgmを発生する。同社によると、最高速は205km/hに到達するという。同社は2013年後半、このHeyue SCを量産に移す計画。フロントバンパーはランボルギーニ、テールランプはフェラーリを思わせるデザインが特徴だ。
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