アウディ『A5』がマイナーチェンジし、日本で発売された。マイナーチェンジのポイントは品質感の向上にある。
エクステリアデザインの変更はフロントに集中している。「デザインのコンセプトは“The sharper drive”。ダイヤモンドのきれいなカットをモチーフとして、全体のイメージや、ヘッドライトをはじめ、シングルフレームグリルなどが仕上げられています」と話すのはアウディジャパン営業オペレーション本部商品企画部の前田謙一郎さん。
シングルフレームグリルは、上端の角が落とされ光沢ブラック仕上げとなったほか、ボンネットは、鋭い刃物で削り込んだようなエッジにより、三次元的なスタイルに仕上げられたという。ヘッドライトも、下の部分は波型となり、内部構造も見直された。
内装は、「競合他車と比較し、ひとクラス上の仕上がりになっていると思います。クロームやピアノブラックのパーツをホーンパットの後ろやステアリングスイッチ、MMIやCDの操作系に使うなど、品質感の向上を図っているのです」と語った。