フォード、メキシコ工場に投資…新型セダンの増産体制へ

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フォード・フュージョン・ハイブリッド
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フォードモーターは3月30日、メキシコのエルモシヨ工場に13億ドル(約1080億円)を投資し、新型ミッドサイズセダンの増産体制を敷くと発表した。

エルモシヨ工場では、車体のプレス加工と完成車の組み立てを実施。完成車は主に北米市場に出荷され、フォードモーターの重要拠点のひとつだ。現在、フォード『フュージョン』とリンカーン『MKZ』を生産中。両車の新型が今秋、北米市場へ投入され高い需要が見込まれることから、フォードモーターは今回、エルモシヨ工場に投資し、増産に備える。

フュージョンは2005年、同社の米国市場における主力ミドルセダンとして発売。2011年は年間24万8067台を販売し、前年比は13.2%増と伸びた。2011年の米国の乗用車販売ランキングでは、トヨタ『カムリ』、日産『アルティマ』に次ぐ3位につけている。

今回の投資により、同工場の位置するメキシコ・ソノラ州では1000人の新規雇用が創出される見込み。フォードモーター・アメリカズのマーク・フィールズ社長は、「エルモシヨ工場で生産される新型フュージョンとMKZは、低燃費で高品質、先進技術を備える。新型発売により、かつてない魅力的な選択肢を顧客に提供できる」と自信を見せている。

《森脇稔》

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