BMWは13日、『X3』の2012年モデルの概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー12で披露される。
2012年モデルでは、「xドライブ28i」グレードのエンジン変更がニュース。最近のBMWのトレンドに従い、自然吸気の直6エンジンを、ターボ付き直4エンジンに置き換えた。
新しいxドライブ28iには、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボを搭載。最大出力は245ps、最大トルクは35.7kgmを発生する。このスペックは、従来の3.0リットル自然吸気6気筒に対して、最大出力は13psダウン。しかし、最大トルクは4kgm上回る。
また、0-100km/h加速は6.7秒と、6気筒よりも0.2秒短縮。環境性能の向上こそ新エンジンの真骨頂で、欧州複合モード燃費は13.3km/リットル、CO2排出量は175g/km。燃費とCO2排出量ともに、20%の改善を成し遂げた。
さらに2012年モデルのX3全車に、「ドライビング エクスペリエンス コントロール」を導入。スイッチ操作によって、コンフォート、スポーツ、スポーツ+、エコプロの4モードを切り替えるもので、アクセルやステアリングのレスポンス、ATのシフトタイミングなどが変化する。
2012年モデルのX3は、欧州では今春、発売される予定だ。