フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは15日、2011年通期の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は、前年比6.9%増の599億1200万ユーロ(約6兆2000億円)。一方、純利益は5億8800万ユーロ(約610億円)にとどまり、前年実績に対して、48.1%減と大幅な減益となった。
増収・減益となった背景は、自動車事業が9200万ユーロ(約95億円)の赤字となった影響が大きい。傘下の部品メーカー、FAURECIA社などの黒字により、本業の赤字をカバーした形だ。
2011年の世界新車販売は、中国が前年比7.7%増の40万4400台と牽引。同社は「2012年はプジョー『208』、シトロエン『DS5』などの新型車で攻勢をかける」と説明している。