トヨタ自動車のレクサス本部長である伊勢清貴常務役員は26日、レクサスの新型『GS』の発表会見で、台形をモチーフにした「スピンドルグリル」のデザインについて、「存在感を求めるうちに、ごく自然に固まっていった」と、開発経緯を語った。
伊勢常務によると「ヘッドランプの位置や形状、冷却部の配置などがフロントグリルのデザインに影響を与える」ことになる。今回は、そうした制約要因もスピンドルデザインを導き出したと言えそうだ。
「他の車のバックミラーに写った際、ひと目でレクサスと分かるデザインになった」とし、今後は、「ブランドの統一性を図るため、他のモデルにも導入を進める」方針を示した。
また、このデザインの採用に当たっては「世界のディストリビューターの声は広くうかがった」ものの、「特定の地域や国を意識して決めたわけではない」と説明した。