軽量ではんだ付けが容易なアルミリッツ線…協和電線がEV向けなどに開発

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古河電気工業グループの協和電線は23、軽量で簡単にはんだ付けができるアルミリッツ線「ALC-ファイン・リッツ77」を開発したと発表した。

電気自動車用コイルやモータ、発電機向けに供給する予定。今年2月からサンプル出荷し、下期から量産を開始、2013年度には売上1億円を目指す。

新開発のアルミリッツ線は、アルミ線にコーティング、絶縁被膜を施した後により合わせてリッツ線にしたもの。従来は銅が使われていたものをアルミとすることで重量を3分の1に軽減でき、軽量化が求められる電気自動車などに適している。

また、直接はんだ付けが可能で絶縁被膜や酸化被膜などの除去するための処理が不要で、接続処理の作業が大幅に軽減され、処理時間も短縮できる。アルミ線をベースにしているため、高周波特有の表皮効果による交流抵抗の増大を抑制できる。

《レスポンス編集部》

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