デンソーが初めてHEMSを開発、EVやPHVと連携する機能も

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デンソーは、トヨタホーム、ミサワホームと共同で、ホーム・エネルギー・マネジメント・システム(HEMS)を開発した。

デンソーがHEMSを開発するのは今回が初めてで、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)と関連したオプション機能があるのが特長。2012年2月以降をに市場に展開する計画。

新開発のHEMSは制御機構と大きさ7インチのタッチパネル式モニターで構成する。ユーザーはモニターを通じてリアルタイムで電力使用量を把握でき、消し忘れや使いすぎに気づくことができるほか、過去を含む電気使用量を電気料金やCO2排出量に換算でき、省エネ意識を高めることに役立つ。

電力負荷が集中した際のブレーカ遮断の防止や、外部の情報センターとネットワーク接続することで、スマートフォンを使ってエアコンのオン・オフ操作や、電子錠の施錠確認、お風呂のお湯張りなどを遠隔操作できる。

また、充電器と連携することでPHV、EVの充電のタイマー設定ができたり、別途カーメーカーと契約を結び、情報センターと連携することで、乗車前に自動車の空調を作動させるプレ空調をHEMSのモニターやスマートフォンから行うことが可能となる。

家庭用蓄電池は、デンソー、トヨタホーム、ミサワホームに加え、新神戸電機の4社で共同開発した。蓄電池の容量は8.4kWhで、この蓄電池をHEMSと連携させることで、昼間などピーク時の電力負荷の集中を抑制できるほか、停電時に特定の部屋の照明器具など、最低限の電気機器を一定時間使用することができる。

《レスポンス編集部》

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