モーターショーで巨大なトルクレンチを発見した。展示用のモデルかと思ったが、そうでないらしい。長さは2mはあろうかというトルクレンチである。
そもそも普通に人間が(一人で)使うサイズとも思えないが、「用途は飛行機のタイヤの取り付けや橋梁の部材を止めるボルト・ナットを締めるために使います」ということだ。
通常、作業は2人がかりで行うらしい。締めつけトルクはどれくらいかというと、500~2100Nmとのことだ。値段は約23万円。
さらに驚いたのは、用途が限られた特殊な工具なので、レンチの部分は固定なのかと思ったら、普通のトルクレンチと同様にソケット方式で各種のサイズのレンチを着脱可能になっている。
このブースではトラックのダブルタイヤの締めつけ体験ができるコーナーもある。